【エンジニア交流会特有トピック】VMware仮想化経験があるインフラエンジニアは転職に強い?
【エンジニア特有のスキルトーク】VMware仮想化の経験を活かす転職やキャリアアップって?
インフラエンジニアにとっての流行りの業務とも言える仮想化環境での業務経験。
交流会の中では、むしろ仮想化経験を積みたいのですが!という声のほうが多いかもしれませんが、仮想化の構築経験があると、キャリアアップや転職にどう有利になるのかという話題を書いていきます。
目次
◎VMware仮想化とは
VMwareの経験がない方がこの記事を読まれている可能性もあるので、まず簡単にVMWareの仮想化とは何かを説明していきます。(堅めの説明になるので、頭が痛くなったら最後の青字だけ読んでください。)
VMWareの仮想化とは、1台の物理的なコンピュータの中に仮想的に複数のコンピュータを構築させることを言います。仮想的に構築されたコンピュータはそれぞれ違ったOS、ソフトウェアを導入することができるのが特徴です。
仮想化をする利点は、1台の物理的なコンピュータの中に仮想コンピュータを構築するため、設置スペースを削減することができます。また、仮想コンピュータに導入するOSも自由なため、環境に合わせて複数のOSを構築できることも利点です。
具体的に金融系のシステム構築をする際に使用されることが多く、企業内にホストサーバと呼ばれる物理的なサーバを1台だけ用意し、そのサーバの中に仮想コンピュータを構築して使われたりします。
構築した仮想コンピュータにはそれぞれアプリケーションを動かすものだったり、データを蓄積させておくコンピュータとしたりと様々な用途に対応可能です。また、金融系だと職員が使うコンピュータ以外に一般の消費者が操作するコンピュータも元を辿れば仮想化されたコンピュータであったりもするのです。
ここまで堅い文章で説明してきましたが、VMware仮想化を簡単に言うと、コンピューターの中にデータ上のコンピューターを作れるので、種類の違う本物のコンピューターをもう一つ用意する手間が省けるというものです。
◎仮想化の経験を活かしてキャリアアップするメリット
インフラエンジニアとして、VMware仮想化の経験があるとキャリアアップにとってどんなよいことがあるかを書いていきます。
VMware仮想化のスキルを磨くとこんなメリットが!
1:収入アップさせやすい
2:クラウド環境との愛用がよい
1:収入アップさせやすい
正社員だと会社によるとしか言えないので、わかりやすくフリーランスでの収入差を書きます。
フリーランスでクラウド系のインフラエンジニアとしてVMware仮想化の現場に入る場合、VMware仮想化の経験の有る無しでこんなにも収入が違うのです。
同じ現場でもVMware仮想化の経験の有無でこんな現象が起こります。※スキル感にもよるので保証できる月収ではないです
・Linuxサーバーでの基本的な経験のみ→月収40万円くらい
・Linuxサーバーの経験+VMware仮想化の経験→60万円から70万円くらい
Linuxサーバー経験のみで現場にはいる場合でも、仮想化の実務は教えてもらいながらおこなうのですが、収入に直すとこんなにも差がでるんですね。
2:クラウド環境との相性がよい
クラウド環境下でのインフラ構築がかなりメジャーになっている現在で、クラウド環境と相性のよいのがVMware仮想化の経験です。
クラウドの利用化が進む中で、仮想化の知識を持っておくと自社のサーバをクラウド管理に移行する際などにその知識を活用することができます。ITのトレンドから考えても今後、仮想化の知識を持った人はキャリアアップ先や転職先の選択肢が増えることになります。
◎仮想化経験がますます求めれる理由は?
ではなぜ、仮想化の経験はますます求められるようになっているのでしょうか。
仮想化の経験はますます求められている理由
1:コスト削減
2:ベンチャー企業や小規模プロジェクトの増加
3:インフラ整備が落ち着いていない現状
1:コスト削減
仮想化を進めることで、複数のOSのコンピューターを用意する必要がなくなる。
クラウド環境とともに進めることで、自社内ではなく外部にあるサーバをインターネット経由で利用し、すでに存在するサーバを使用するため、初期費用を抑えることができるのです。
自社で物理的なサーバを保有することもないため場所の確保も長期的にみると大きなコスト削減になります。
2:ベンチャー企業や小規模ブロジェクトの増加
1のコスト削減が必要となる要因として、ITのプロジェクトが増加している理由の一つにベンチャー企業や小規模プロジェクトの増加があります。
まずは低予算で試して、起動に乗ったら予算を追加するシステムでは初期のコストをどれだけ抑えられるかは必須の条件となっているのです。
3:インフラ整備が追いついていない現状
世の中のITの最先端を見てみると、IoTやビックデータなど私たちの身の回りで取り扱われているデータの量は年々、増え続けているのがわかります。しかし、データを正しく扱うインフラの整備が追いついていないのが現状なのです。
時代の流れからいっても、クラウド環境とそれにともなう仮想化環境の整備ができる人材はさらにニーズが高まるでしょう。
◎一緒に身につけると有利なスキルは?
VMware仮想化の経験年数がある程度積んでくると次にどんなスキルや現場経験を積めば?と思う方もいると思います。
インフラエンジニアなので、サーバやネットワークの設計・構築スキル、サーバやネットワークの運用・保守スキルは当然必要ですが、それ以外にあると差がつくスキルということで記載していきます。
仮想化を経験しているインフラエンジニアが身につけておくと差がつけられるスキルは!
1:AWS環境での業務経験
2:サーバーサイドのプログラミング言語
1:AWS環境での業務経験
クラウドの知識をつけるならパブリッククラウドでシェアの高いAWSがあると強いです。
AWSとは、Amazon Web Servicesの略称で、インターネット通販で有名なAmazonの子会社が提供しているクラウドコンピューティングサービスです。AWSのサービス開始時期は、2006年からで、その他のクラウドコンピューティングサービスと比べると先行者的な立ち位置になり、様々なノウハウを蓄積し品質の良いサービスを提供することができているため、今でも業界内で高いシェアを保ち続けています。
マイクロソフトやGoogleの提供しているクラウド環境もすばらしい業務経験ですが、市場のシェアを考えると、AWS経験が有る方がキャリアの幅は広げられると言えるでしょう。
2:サーバーサイドのプログラミング言語
インフラエンジニアにはプログラミングのスキルは無縁という時代は終わったと思った方がいいです。
実際にサーバーサイドのプログラミング言語が書けるインフラエンジニアは強いです。
具体的にはPerl、Ruby、Pythonなどのプログラミング言語は、ファイルのインポートやノードの監視などの作業を効率化するために用いられます。サーバの構築作業もプログラミングスキルを身につけておくことで、自動的に構築作業を行うことも可能になってきます。
RubyやPythonは、初心者でも学びやすいプログラミング言語のため、インフラエンジニアにはおすすめの言語だと思います。
◎まとめ
今回はVMware仮想化の経験を活かすキャリアアップや転職について記載しました。
実際にIT業界で仕事をしていても、自分の経験しているスキルがどうキャリアアップや転職に活かせるかわからない方が多いようです。
そういう方は、交流会や勉強会など、是非同世代のエンジニアとの情報交換によって刺激を得て、視野を広げてみてください。
生の情報をとることはあなたのキャリアアップに大きくプラスに働くと信じています。
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