【IT転職あるある】社会人1年目SEの転職ってどうなんでしょう?
【IT転職あるある】社会人1年目SEの転職ってどうなんでしょうか?
開催している交流会でよくでる話題の一つです。
1年目であろうが5年目であろうが10年目であろうが、どうしょうもない会社なら転職したほうがよいし、それは自分がわがまま言いすぎってことなら冷静になるべきです。
ですが、やはり社会人1年目ってさすがに転職早すぎかな?と皆さん思ってしまうようですね。
この記事では、以下の内容について書いていきます。
目次
◎社会人1年目SEさんが転職を考えるあるあるパターン
辞めたい理由は挙げたらきりがないと思いますが、
交流会の会話でもこのパターンが多いです。
1:つらい、残業が多い
2:(先輩や上司をみて)ずっとこの会社にいるイメージがわかない
3:スキルや技術が磨けない
1:つらい、残業が多い
気持ちはわかります。
ただし、何でつらいのかが重要です。仕事ってお金をもらって働いているので、ラクで楽しくで高収入なんてほとんどありません。
どうみてもパワハラがある、理不尽な上司といった理由ならそれを理由に辞めるのもありかもしれませんが、残業が多いという理由だけで辞めようとしているのであれば、少し考えたほうがよいかもしれません。
残業が多い→残業代をもらってパソコンスクールに通っている。
そう考えるとメチャ得じゃないですか?
ただし、毎日22時や23時まで残業するような会社にずっといるのはつらい!そういう方は、今「残業パソコンスクール」に通いながらスキルを磨いて、いつ転職しよう!というご自身のキャリアプランを考え始めるのがベストだと思います。
2:(先輩や上司をみて)ずっとこの会社にいるイメージがわかない
確かに先輩や上司をみて判断することって多いですよね。
ですが、これももう少し具体的に起こっている現象を冷静に見ていく必要があると思います。
- 先輩や上司みたいにスキルや技術は高いのに収入は低いままは嫌だ → もう少し在籍してもいいかも
- 先輩や上司みたいにスキルや技術が詰めないまま年齢をかさねるのは嫌だ → すぐに辞めていいかも
スキルや技術は積めるのであれば、今の会社でスキル、技術を積んでから収入を上げる会社に転職したほうがよいです。上にも記載しましたが、ただで今の会社が経営するパソコンスクールに通わせてもらっていると考えたら、そこまで理不尽ではありません。
逆にこれ以上在籍を続けてもスキルや技術が詰めないなら早めに転職を考えるのがオススメです。もうしばらくしたらとか考えていると社会人の数年はあっという間に過ぎてしまいます。
3:スキルや技術が磨けない
その②で記載したとおりですね。スキルや技術が詰めない期間がもったいないです。
すぐに転職を検討したほうがよいと思います。
◎こんな場合はもう少し在籍したほうがよいパターン
つらい、未来がない、ずっといるイメージがわかないなど、感情的な部分は理解できますが、一般的にこんな会社ならもう少し在籍する価値はあると思います。
こんな職場環境であればもう少し在籍してもいいかも
1:開発や設計構築などスキルを積める業務をしている
2:2年目から後輩育成を任せられる
3:できる上司や先輩が身近にいて、業務の質問ができる
1:開発や設計構築などスキルを積める業務をしている
社会人1年目から、例えばこんな業務を担当できている場合はかなりよい職場です。
- 要件定義、仕様書の設計構築などの上流工程
- 主要言語での開発業務(プログラミング、コーディング)
- インフラエンジニアとしての設計、構築業務
これらの仕事を1年目から経験できている場合は、スキルや技術を磨くという意味では非常に効果的な職場だと言えます。
個人的にはどんなに短くてもこれらの職場経験は1年以上は積んでほしいです。
新卒で入社してすぐに業務が開始した場合は社会人2年目になるまで。もし新卒入社して最初の3ヶ月は研修で、その後配属が決まってこれらの仕事を開始した場合は、社会人2年目の6月末までは継続してほしいなと思います。
そこまで続けてほしい理由は、これらの業務を1年経験するだけで、あなたを採用したい企業の数は一気に増えます。あなたの転職の際に選べる選択肢が一気に増えます。
2:2年目から後輩育成を任せられる
後輩育成を担当していたことは、いずれ転職する際に職務経歴書やスキルシートに記載する内容として非常にアピールできます。
エンジニアとしての価値は、自身のスキルや技術も重要ですが、ある一定のスキルまで達すると、後輩育成やチームへ指示をする力が求められます。
エンジニアとして求められる力のステップアップイメージ(1→2→3)
- 指示された内容を、教えてもらいながら業務ができる
- 指示された内容を、一人で業務できる
- 一人で考えて業務ができ、チームメンバーや後輩の育成や指示ができる
若いうちから後輩育成に携われる経験は非常に評価されるだけでなく、自身のコミュニケーション力を高めるうえでも貴重な経験ですので、
3:できる上司や先輩が身近にいて、業務の質問ができる
エンジニアとして働いている際に、できる先輩や上司が身近にいることが非常に成長を早めてくれます。
できる上司、先輩がいる具体的なメリットは、
交流会中にもこういう条件を口にされる方が多いです。
・質問ができる
・業務の具体的なやりかたをパクれる(ソースコードなどもパクってよい)
Web開発エンジニアとしてある程度経験を積んだ方であれば、すべてのプログラミングを自分で書かずに、他人が書いたソースコードをコピペして、あとはその場に応じて修正という経験があるのではないでしょうか?
できるエンジニアになるために、「できる人のやり方をパクる」というのが非常に早いです。しかし、ここで問題になるのが、「自分でやるか、どこかからパクるか?」「パクるとしたら、どこからパクる?」という選択です。
これは自分で判断しなければいけないケースが多いです。しかし、できる先輩、上司がいると、この選択について質問することができるので、エンジニアとしての成長を早めてくれるのです。
◎それでも社会人1年目で転職を考えるならここから始めよう!
それでもやはり社会人1年目から転職しよう!そう決断した方は是非以下のことを意識して動いてみてください。
1年目で転職するなら、最低でも意識しておきたいポイント
1:5年後、10年後のイメージをもって転職活動をする
2:具体的なこだわり条件を決める
3:情報を集める
1:5年後、10年後のイメージをもって転職活動をする
転職を考える理由に多いのが、
「ずっとこの会社にいるイメージがわかない」
「先輩、上司みたいになりたくない」といった意見。
逆に
「どういう会社だとずっといたいと思いますか?」
「どんな先輩、上司になりたいですか?」
と聞くと、
「イメージできていません」
「考えたことなかったです」って回答はよく聞きます。
せっかくまだ1年未満とはいえ、社会人としての経験を積んで転職をするわけですから、学生のとき以上に具体的に将来をイメージして転職活動をしましょう!
2:具体的なこだわり条件を決める
具体的なイメージといっても、お金をもらって働く以上はなんでもかんでも思い通りにはいきません。
自分はここだけは!と大事にしたいこだわり条件を整理しておきましょう。
交流会中にもこういう条件を口にされる方が多いです。
・年収
・ワークライフバランス
・成長(具体的にこんな技術を何歳までに身につける)
・出世
・会社の雰囲気(向上心、チームワーク、アットホーム、自由な社風など)
ただし、年収などはすぐに叶うものではないことも多いです。
だからこそ、何歳までにこの年収を達成する!という5年後、10年後を見据えたこだわり条件になっていると転職活動の指針もかなり明確になってくると思います。
3:情報を集める
将来のイメージと、自分のこだわり条件が決まったら、そのために必要な情報を取りましょう。
同じような将来イメージをいだいている同世代の社会人がどのようにキャリア設計しているのかを聞くのは非常に有効で、行動していくうえでモチベーションアップにもつながります。
よくある転職情報の取り方
・社会人交流会に参加する(個人的にはこれがオススメ)
・転職経験のある友達、知人に聞く(そういう友達が近くにいたらこれもオススメ)
・転職セミナーに参加する
・転職サイト、転職エージェントに登録する
だわり条件を整理しておきましょう
社会人交流会は非常にオススメですが、1点だけ注意したいのが適当にネットで検索して参加すると男女の出会い目的の交流会と怪しいビジネスの勧誘目的の交流会がけっこう出てきます。
社会人の情報交換を目的とした交流会をうまく探して参加してみてください。
私の開催しているキャリアアップ交流会はまさに社会人の情報交換を目的にしているので興味のある方は是非参加してみてください。
転職セミナー、転職サイト、転職エージェントは各企業や各エージェントの方の営業トークがすごい場合があるので、ちゃんと自己判断できる意志の強さとコニュニケーション力がある方は参加をオススメします。
IT業界への転職、フリーランスSEへの転職考えている方へ
転職を成功させるためには、スキルや経験値も重要ですが、同じくらい正しい情報を事前に取得することが重要です。転職フェアや転職エージェントで得られる情報はどうしても企業人事担当や営業実績を上げたい人材会社の営業担当の個人的な意見が混ざってしまう可能性があります。
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