【IT転職あるある】IT業界での地方へのUターン転職

【IT転職あるある】IT業界への転職を考えていますが、将来的に地方や地元へのUターン転職は可能ですか?

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将来、地元へUターン転職して働きたいと考えています。地元はかなり田舎なのですが、今積んでいるエンジニアの経験を活かした転職は可能でしょうか?

こちらも交流会中に参加者から、選択肢の一つとして地方にUターン転職を考えているという話をよく聞きます。基本的にIT企業は東京、次いで大阪と大都市に集中しているのですが、地方でも仕事はないわけではありません。

ですが、東京では当たり前であったことが、地方ではないという事実は存在します。

この記事では、地方でIT企業に転職する上で知っておいた方がよい以下の内容について書いていきます。

◎地方でのIT転職で覚悟しておくべきこと

IT転職地方Uターン2

東京や大阪以外の地方でもIT系の仕事に就くことはできますが、以下のことを覚悟する必要がありあmす。

1:案件が少ない

2:下請けのプログラマー案件(下流案件)が多い

3:収入が下がる

1:案件が少ない

SEやIT業界の仕事は東京を中心に都心に集中しています。

田舎や自分の出身地である地方で働くことを優先させるのであれば、自分のやりたい分野や技術に携われるかどうかは妥協しなければならないということもでてくると思います。

2:下請けのプログラマー案件(下流案件)が多い

田舎や地方にあるIT企業は、いわゆる下請けの企業が多く、上流工程となる要件定義や設計段階の業務に携わる仕事はほとんどないと想定されます。

下請け会社は地方にも少ないながら存在していると思いますので、プログラミング言語を書く開発の仕事につければ良い方かなと思います。

東京のIT企業で上流工程に携わってきたSEの方からすると、地方でIT業界に携わる場合に上流工程を継続する選択肢がなくなるので、それを考慮するとUターン転職を諦める方もいらっしゃいますが、それも何が正しいというよりもご自身の価値観次第だと思います。

3:収入が下がる

IT業界やSEに限った話ではありませんが、地方で就職すると都心よりも収入は下がります。

多くの場合、収入はその土地での物価や生活費を考慮して決まるので、例えば家賃相場や生活費の高い東京は最も収入も高く設定されて、比較的生活費が低くおさまる地方エリアは収入も低めに設定されることが多いです。

 

◎今後の地方でのIT転職を考えるキーワード

IT転職地方Uターン3

ここまでは現状での都心エリアと地方エリアでのIT業界の状況の違いを記載してきましたが、ここからはこの先この状況がどう変わっていくかを記載していこうと思います。

結論から言うと、地方でIT関連の仕事をする選択肢は増えていくと思っています。

今後の地方でのIT関連の仕事のあり方を変えるキーワード

1:5Gの普及

2:リモート案件、在宅ワーク

1:5Gの普及

なんとなくニュースで耳にしたこともあるワードだと重ますが、携帯電話で使われている回線が、3G→4G→5Gの順番に進化していっているのはご存知でしょうか?
※厳密に言うとLTEとかもあるんですがここではざっくり説明します

以下はネット回線の進歩のイメージです。

回線の進化(ざっくり)3G→4G→5Gのイメージ

1:3G・・・インターネットが見れる

2:4G・・・画像が多めのインターネットサイトでも問題なく見れる

3:5G・・・長時間の動画再生や大容量のダウンロードも可能

 

この5G回線が2020年中には日本でも普及が開始すると言われています。

今の携帯電話の代表的な回線である4Gでも動画は見れますが、ビデオ会議をするとややタイムラグがでたり、音声が遅れて聞こえたりすることもあります。

5Gのネット回線が普及すると、ほぼリアルタイムと同じ同時性でビデオ会議ができたり、長時間の動画再生でも耐えられるネット環境が当たり前になると言われています。

つまり5Gの普及に伴い、リモート環境で働く方や、ビデオ会議で本社に出社していなくてもPCさえあれば会議に参加できるという状況がどんどん増えてくることが予想されます。

2:リモート案件、在宅ワーク

上では5G回線が普及した後の就業状況の変化について予想を記載しましたが、ここではすでに今現在でも存在しているリモート環境でのエンジニアの働き方や、在宅でのエンジニアの働き方について記載をしていこうと思います。

在宅やリモート案件の仕事が取りやすいケースについて

1:ハイスキルなエンジニアの場合

2:Webデザイナーの場合

3:Webマーケターの場合

 

1つずつ記載していこうと思います。

1:ハイスキルなエンジニアの場合

在宅ではなく会社に出社してもらわないと困る理由として、頻繁に指示をださなければならない、一人で仕事を進められないといったケースが考えられます。もしくは上司が見ていないとすぐにサボるといったかなりレベルの低い理由もあるかもしれません。

逆に言うと、一人で考えて業務遂行、判断、質問(必要なときにメールや電話にて)できて、成果物も求められる期日に納品できるようなハイスキルなエンジニアであれば、わざわざ出社してもらう必要はないというケースもあるのです。

ただし、このハイスキルにはコミュニケーション能力も含まれることが多いので、どの技術を何年やればという明確な基準はないので、是非ご自身で在宅を勝ち取っているハイスキルなエンジニアの人脈をつくって直接話を聞いてみてください。

2:Webデザイナーの場合

Webデザイナーというのは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを駆使してホームページ制作などをおこなう方を指します。

ホームページ制作は比較的黙々とプログラムを書く割合が多いことと、いったん制作したホームページやデザインの確認はメールでデータを添付しておこなうことができるので、在宅で業務をできるケースが多いようです。

こういった在宅のWebデザイナー案件はフリーランスに多いのですがフリーランスのエンジニアとしてはやや収入は低めという傾向にあります。是非、興味を持たれた方も、在宅という条件だけで判断せずしっかりと情報を取ってみてください。

3:Webマーケターの場合

Webマーケターとは、検索エンジン対策(GoogleやYahooで検索した際に、そのサイトが上位に表示されるように対策すること)をおこなったり、Web広告の運用をおこなうなど、Webに関連したマーケティングの業務をおこなうポジションのことを指します。

Webマーケターもフリーランスを中心に在宅の仕事がたくさん存在しますが、収入についてはその方の経験値によってかなり幅がありますので、是非興味の有る方は情報を取ってみてください。

◎まとめ

ここまで、地方転職やUターン転職をテーマに、地方でのIT転職の実情や、都心の企業への出勤の必要なくなる在宅やリモートの可能性について記載をしてきましたが、やはり重要なことはしっかりと情報をとって、それに効果的なスキルを身に着けたり、適切な進路・転職を進めていくということだと思います。

やみくもに転職したり、何も考えずに部署異動に従ったり、意図なく勉強をするのではなく、将来のビジョンやキャリアアッププランを早めに決めて、人生の選択肢を増やしていっていただけると嬉しいです。

IT業界への転職、フリーランスSEへの転職考えている方へ

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