【IT転職あるある】フリーランスSEになると節税できるってどういうことですか?

【IT転職あるある】フリーランスSEになると節税できるってどういうことですか?

フリーランスSE節税1

フリーランスSEの方がよく飲み会でレシートもらっていい?と言っているのを見かけますが、フリーランスの節税の仕組みってどんなものなんですか?

交流会中にフリーランスSEの方同士が節税とか経費の話題でも盛り上がることがよくあるのですが、個人で働いたことがない方はその話題が不思議に感じるようです。

この記事では、フリーランスSEの節税や経費について概要が理解できるように記載していきます。

◎そもそもフリーランスの節税の仕組みとは

世の中のルールの話です。

正社員→税金対策できない。フリーランス→税金対策ができる。

つまり、フリーランスでエンジニアをするということは、経費をコントロールすることができるので、税金額、そして最終的に手元に残る額をコントロールすることができるのです。

まずは大前提となる知識から見ていきましょう。

1:同じ年収400万円でもフリーランスと正社員で手元に残るお金が違うのはなぜ?

2:累進課税というルールを知ろう

1:同じ年収でもフリーランスと正社員で手元に残るお金が違うのはなぜ?

「そもそもこんなこと考えたこともなかった!」
昔は自分もこんな感じでしたよ。

今は税金コントロールがゲームのように面白く感じてます。

以下のたこ焼き屋さんのケースを見てみましょう。

・今月の売上が300万円

・たこ焼きを作るのに必要な、たこ焼きミックス、紅しょうが、タコなどの材料費が200万円

・店舗を借りて営業している場合は場所代が50万円

 

 

 

という計算になって利益の50万円にのみ税金がかかる!

と言いたいところですが、努力次第でもっと税金を減らせます。

この社長の自宅と店舗が離れていて、電車で移動した場合の交通費は仕事のために使ったお金です。

お店が休みの日に、もっと安く材料を仕入れるために、原材料業者との人脈を広げる交流会に参加した場合はそのお金も仕事のために使っています。

これらも売上から経費としてして引いたものが本当の利益(所得)になります。

このようにフリーランスや自営業の方は普段のお金の使い方と、それを証明できる領収書やレシートがあれば税金を経費によってコントロールすることができるのです。

よって、パソコン代、勉強用の書籍代、人脈作りのイベント参加費などはフリーランスなら経費にして税金を減らせますが、正社員の方は同じ目的でお金を使っても税金を減らすことはできないというルールがあるのです。

2:累進課税というルールを知ろう

累進課税とは収入が高い人から多く税金を取る仕組みです。

収入によって所得税は5%〜45%も違うんです。

大体ですが、330万円、700万円、900万円あたりが税金の%がグッと上がる所得の境界線です。

正社員の場合は、年収が上がっても、税金が増えたら手元に残るお金はなかなか増えないルールがあります。

フリーランスが年収を上げながら税金のコントロールができることは大きなメリットです。

以下の表は国税庁が発表している所得税の税率ですので詳細を知りたい方はチェックしてみてください。

所得税の税率
課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

◎経費にできる支出はたくさんある!

フリーランスSE節税 カフェ代

まず前提として、フリーランスになるだけでたくさんの経費が発生します。

ここでは代表的な経費を紹介していきます。

1:家賃、電気・ガス・水道代

2:交通費

3:携帯代、通信費

4:接待交際費

5:書籍代

1:一人暮らしするだけで家賃が経費に?

家賃→半分はプライベートの居住地、半分は個人事務所的な考え方をします。

経費も家賃の40%から50%で認められるケースが多いです。

電気、ガス、水道代→事務所の水道光熱費と考えれば経費とイメージがわくと思います。

2:職場に行く以外の電車代も経費になるの?

職場に移動する電車代以外も経費になります!

・職場までの交通費→経費になります

・プライベートの交通費→経費になることもあります。

 

迷ったら税理士さんに相談くらいしてみましょう!経費として認められるものもあるかもしれません。

フリーランスSEとして働いていると、居酒屋やカフェの利用でも、「人脈が増える」、「情報交換」、「仕事の話(成約しなくても)」などをしたら経費になる可能性があります。

現役フリーランスの方も、普段捨てているレシートが経費になる可能性もあるので、一度見直してみるとよいと思います。

3:個人携帯なのに経費にできるの?

携帯代や、Wifi通信の料金も一部経費として認められます。

理由は家賃と同じく、プライベートの使用と業務での使用が混ざっていると解釈するからです。

4:飲み会代が経費になるってほんと?

このへんは接待交際費にできる場合がほとんどです。

・IT系企業で働く友達と情報交換の飲み会

・人脈作り、情報取得のため交流会に参加

・ITの勉強会

・カフェでPCで作業

・ファミレスでフリーランス仲間と個人的な仕事を受託できないかの打ち合わせ

 

接待交際費だけで食費をまかなっているすごい人もいますね。

5:仕事と直接関係ない書籍代も経費になるの?

IT系の勉強のために購入した書籍代は当然経費にできます。

今の仕事に使ってる技術でなくても大丈夫です。(漫画とかはだめですよ!)

似たようなケースで資格の受験も経費にできます。

◎接待交際費が増えることをオススメする理由

フリーランス節税 交際費

フリーランスSEとして生きていくうえで、スキル、技術と同じくらい、モチベーション、人脈、情報が大事です。

是非このような会に足を運んで接待交際費を増やしていってください。

1:勉強会

2:人脈づくりのためのイベント

3:情報交換のためのイベントや飲み会

1:勉強会

フリーランスの魅力の一つは年収をどんどん上げていけることです。

そのためにはスキルの上達が欠かせません。

勉強会は最新の技術や情報に触れたり、勉強のモチベーションを高く保つことができます。

東京や大阪では多数開催されていますし、フリーランスの意識の高い人脈もできるかもしれません。

2:人脈づくりのイベントや交流会に参加する

フリーランスにとって人脈は重要です。

フリーランスとしてキャリアアップするための情報を交換できます。

交流会、勉強会、知人から知人を紹介してもらうなどの方法がありますが、勉強会は勉強が目的なので、交流会に参加するのが最も効果的だと思います。

3:情報交換

フリーランスにとって情報は重要です。

既存のSEの友達、大学の情報学部時代の同級生、前のIT会社の元同僚などと飲みにいったり、飯にいったりすることで情報交換することは非常に重要な予定だと思います。

交流会にいったり、イベントにいってつながりを増やすのもいいと思います。

◎まとめ

節税や税金のコントロールはフリーランスや自営業の特権です。

知っていると知らないとでは、手元に残る額も大きく違うことがあります。

この節税の話は、生きていく上でいかに情報が大切かを象徴する話だと思います。

是非、よいキャリアアップやよい転職などをしたいと考えている方は交流会やイベントに参加して、たくさんの情報をとることからはじめてみてください。

 

IT業界への転職、フリーランスSEへの転職考えている方へ

転職を成功させるためには、スキルや経験値も重要ですが、同じくらい情報が重要です。転職フェアや転職エージェントで得られる情報はどうしても企業人事担当や営業実績を上げたい人材会社の営業担当の個人的な意見が混ざってしまう可能性があります。
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